高校生が家出して帰ってこない原因とは?見つけるための対処法を解説
「家を出てから、数日が経過しようとしている」
このような状況に、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
家庭や学校、友人関係の悩みなどから、高校生が家出するケースは少なくありません。
家出先は友人宅や祖父母宅、繁華街などさまざまですが、家庭から離れることで犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。
だからこそ、できるだけ早く見つけ出し、再発防止につとめることが大切です。
この記事では、高校生が家出して帰ってこない主な原因や考えられる行き先、保護者が取るべき初動対応など、詳しく解説します。
子どもの家出に直面し、どう行動すべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
高校生が家出して帰ってこない原因とは?

高校生の家出には、さまざまな背景があります。
学校生活の悩みや家庭内の問題、人間関係によるストレスなどが主な原因です。
こうした悩みや不安がいくつも重なった結果、家出に至るケースも少なくありません。
家出の原因を前もって理解することで、考えられる行き先を絞り込みやすくなります。
また、発見後にどのような対応が必要かを考えるうえでも、原因の把握は大切です。
ここでは、高校生が家出して帰ってこない主な原因について詳しく解説します。
学校や友人のことで悩んでいる
高校生が家出する理由の一つとして、学校生活・友人関係の悩みが挙げられます。
高校生にとって学校は生活の中心であり、人間関係や周囲からの評価は本人に影響を与えやすいからです。
たとえば、成績への不安や進路の悩み、クラスや部活動での人間関係のトラブルが重なると、強いストレスを感じてしまうものです。
そうした悩みや不安を誰にも打ち明けられないまま「ここから離れたい」という思いが強まり、家出につながるケースもあります。
このように、学校や友人関係の悩みは、高校生が家出を選ぶ原因の一つだと言えます。
家庭内の関係にストレスを感じている
家庭内における人間関係の悩みやストレスが、家出のきっかけになるケースもあります。
家族との衝突や過度な干渉、価値観の違いなどから、子どもが精神的な負担を抱えてしまうためです。
たとえば、進路や成績に対するプレッシャー、日常的な叱責が続くことで、追い詰められてしまうことがあります。
その結果「家にいるより外にいた方が楽」と感じ、衝動的に家を離れてしまうケースも見受けられます。
このように、家庭内における人間関係のストレスも、高校生の家出につながる原因の一つです。
自力で生活できると思っている
高校生は、アルバイトが可能になり、収入を得られるようになる年齢です。
自分の力でお金を稼げるようになることで、親に頼らなくても生活できると感じやすくなります。
その結果「自分一人で生きていける」といった感情が芽生え、家出に至るケースもあります。
自立できるという思い込みが、高校生の家出につながることもあるのです。
高校生が家出した場合に考えられる行き先

高校生が家出した場合、次のような場所に身を寄せるケースが多く見られます。
- 友達・先輩の家
- 祖父母の家
- ネットカフェ
- 繁華街
- 家出シェルター・子どもシェルター
家出直後は「安心できる場所」や「お金をかけずに過ごせる場所」が選ばれやすいです。
一方で、滞在する環境によっては、心身の安全が脅かされるおそれもあります。
ここでは、高校生が家出した際に考えられる主な行き先と、それぞれの特徴や注意点について解説します。
友達・先輩の家
友達や先輩の家は、家出した高校生が身を寄せやすい行き先の一つです。
顔見知りがいるため心理的な安心感があり、費用をかけずに過ごせる点が理由として挙げられます。
一方で、次のようなリスクも考えられます。
- 滞在先の保護者が状況を深刻に受け止めず、何日も過ごしてしまう
- すでに学校を卒業した先輩の家に居候し、生活が不安定になる
- 第三者(友人や先輩の知人)が出入りし、トラブルに巻き込まれる可能性がある
一時的な安心感から選ばれやすい行き先ですが、環境次第では問題が長期化しやすいため、早期対応が欠かせません。
祖父母の家
家出した高校生は、祖父母の家を頼ることも多いです。
親よりも話を聞いてもらいやすいと考え、安心感を求めて向かうケースは少なくありません。
しかし一方で、次のようなリスクも考えられます。
- 保護者への連絡が遅れ、家出の長期化につながる
- 祖父母が状況を把握しきれず、適切な対応が取れない
- 高齢の祖父母に精神的・身体的な負担がかかる
善意で受け入れてもらえる反面、問題が先送りになりやすい点には注意が必要です。
ネットカフェ
ネットカフェも、家出した高校生の滞在先に選ばれることがあります。
比較的安価で利用でき、食事やシャワーも備わっているため、家出先に選ばれやすいです。
一方で、次のようなリスクも考えられます。
- 所持金が尽きると行き先がなくなり、状況が不安定になる
- 同じ施設を利用する不特定多数の大人と接触し、トラブルに巻き込まれる可能性がある
一見、生活に困らない環境のように思えますが、高校生が長く滞在するには危険が多く伴う場所です。
繁華街
行き先に困った高校生は、繁華街に流れ着くケースもあります。
人通りが多いことから目立ちにくく、時間も潰しやすいためです。
しかし、繁華街はとくにリスクが高い滞在先だと言えます。
- 見知らぬ大人から声をかけられ、トラブルや犯罪に巻き込まれるおそれがある
- 違法行為や危険なアルバイトに誘われる可能性がある
- 深夜まで過ごすことで生活が不規則になり、心身の状態が悪化する
繁華街での滞在は状況を急速に悪化させるおそれがあるため、早急に発見する必要があります。
家出シェルター・子どもシェルター
家出した高校生は、家出シェルターや子どもシェルターに向かう可能性もあります。
家出シェルター(子どもシェルター)は、家庭に居場所を失った子どもや若者を一時的に保護するための施設です。
スタッフが常駐しており、食事や寝泊まりの確保だけでなく、今後の対応について相談できる点が特徴です。
比較的安全性の高い行き先ではありますが、次のような注意点もあります。
- 年齢制限や利用条件が設けられている場合がある
- 定員の関係で、すぐに受け入れてもらえないことがある
- 長期滞在を前提とした施設ではなく、根本的な解決には別途支援が必要となる
専門的な支援を受けやすいため、関係機関と連携しながら今後の生活や家庭環境を整えていくことが大切です。
高校生が家出して帰ってこないときにできる7つのこと

高校生が家出したまま帰ってこない状況は、保護者にとって大きな不安を伴います。
家出から時間が経つほど行動範囲が広がり、トラブルに巻き込まれるリスクも高まります。
ここでは、家出した高校生が帰ってこない場合に、保護者が取るべき対応を7つ紹介します。
早い段階で行動することが、安全な保護につながります。
本人との連絡を試みる
子どもの家出が発覚したら、まずは本人との連絡を試みましょう。
メッセージを送ったり電話をかけたりすることで、電波が通じる場所にいるかどうかなど、状況を把握する手がかりになります。
このとき、連絡が取れる場合はもちろん、通じない場合であっても、無事を気遣う姿勢を見せることが大切です。
感情的な言葉や叱責など、責めるような内容は、連絡を断たれる原因になりかねないため避けてください。
本人が行きそうな場所を探す
連絡がつかない場合は、本人が行きそうな場所を探してみましょう。
以下は、家出した高校生が立ち寄りやすい場所の一例です。
- 友達・先輩の家
- 祖父母の家
- ネットカフェ
- 繁華街
- 家出シェルター・子どもシェルター
子どものこれまでの行動や交友関係を思い出すことで、手がかりになる可能性があります。
あてなく捜し回るのではなく、情報を整理しながら行動することが大切です。
本人の知り合い(友人や学校の先生など)に聞く
本人の知り合いに話を聞いてみる方法もあります。
友人や先輩、担任の先生などから、直前の様子や行き先に関する情報が得られる可能性があるからです。
とくに、親しかった友人や、普段から相談していた相手がいるなら、手がかりを得やすいでしょう。
学校の先生に相談することで、欠席状況や学校内での変化を把握できる場合もあります。
このように、本人の知り合いから情報を集めることで、保護者だけでは気づけない手がかりが見つかることがあります。
SNSを調べる(ただし書き込みは避ける)
本人と連絡が取れない場合は、SNSの利用状況も確認してみましょう。
現在の心理状態や行動の手がかりが、投稿から読み取れる可能性があります。
ただし、本人の投稿にコメントを残すことは避けるべきです。
居場所を特定されたと感じさせてしまい、アカウントを削除されたり、ブロックされたりするおそれがあります。
また、SNSに投稿・拡散して捜索を呼びかける行為も避けてください。
プライバシー侵害による二次被害につながる可能性があります。
SNSを捜索に用いる際は、情報収集に徹することが大切です。
専門の窓口へ相談する
保護者だけで解決するのが難しい場合は、専門の相談窓口を利用することも検討しましょう。
高校生が家出した際の相談先として、以下のような窓口があります。
- 児童相談所虐待対応ダイヤル「189」
- 24時間子供SOSダイヤル「0120-0-78310」
- 警察相談専用電話「#9110」
- 法務局:子どもの人権110番「0210-007-110」
どの窓口に相談すべきか迷う場合でも、まずは連絡することで、適切な対応先を案内してもらえることがあります。
警察に行方不明者届(旧:捜索願)を出す
家出した高校生が帰ってこない場合は、警察に行方不明者届(旧:捜索願)を提出することも検討しましょう。
早い段階で届け出ておくことで、巡回中の警察官による声かけ・補導を通じて、情報が得られる可能性があります。
行方不明者届の提出にあたっては、本人の写真や服装、所持品、立ち寄りそうな場所などを整理しておくと、手続きがスムーズになります。
万が一の事態に備える意味でも、ためらわずに相談・届け出ることが大切です。
探偵に調査を依頼する
警察への相談や周囲への聞き取りを行っても手がかりが得られない場合は、探偵への調査依頼も検討しましょう。
専門家の力を借りることで、家出した子どもを素早く見つけられる可能性が高まります。
探偵に依頼するメリットは以下の通りです。
- 個人では難しい捜索を任せられる
- 聞き込みや張り込み、インターネット調査など、専門的な捜索を行ってもらえる
- 独自の情報網や調査ノウハウを活かした対応が期待できる
- 警察の捜索と並行して調査を進めてもらえる
警察が積極的に捜索してくれるケース・してくれないケース

高校生の家出を警察に届け出た場合、行方不明者は「特異行方不明者」か「一般家出人」のいずれかに分類されます。
この区分によって、捜索の優先度や対応内容が異なります。
ここでは、警察が積極的に捜索を行う「特異行方不明者」と、そうでない「一般家出人」の違いについて解説します。
警察が積極的に捜索してくれる【特異行方不明者】
緊急性が高いと判断される場合「特異行方不明者」と扱われ、警察による積極的な捜索が行われます。
なぜなら、事件や事故に巻き込まれている可能性が高いと考えられるからです。
たとえば、生命や身体に危険が及ぶおそれがあると判断されたケースでは、早急な対応が取られます。
このように、特異行方不明者と判断された場合は、優先的な捜索が行われます。
特異行方不明者と判断されやすいケース
- 悪質なストーカー被害に遭っていた
- 自殺をほのめかす供述をしていた
- 遺書が残されていた
- ひどいいじめに遭っていた
警察が積極的な捜索を行わない【一般家出人】
事件性や緊急性が低いと判断された場合は「一般家出人」として扱われます。
家出の理由が、本人の意思にあると考えられるためです。
一般家出人に分類された場合、警察が大規模な捜索を行うことは原則ありません。
巡回中の警察官による声かけや、補導時の照会などが主な対応となります。
一般家出人と判断されやすいケース
- 過去にも家出を繰り返している
- 友人宅など、行き先の見当がついている
- 所持金や生活手段がある程度確保されている
- 事件や事故をうかがわせる事情が見当たらない
高校生の家出が発覚した直後に取るべき初動対応

高校生が家出した際、最も重要なのは「発覚から24時間以内」にどれだけ正確な情報を集められるかという点です。
なぜなら、時間が経過するほど本人の行動範囲は広がり、足取りを追うための手がかりは失われやすくなるからです。
そのため、早い段階で適切な行動を取るよう心がけましょう。
以下では、経過時間ごとの具体的な対応を解説します。
発覚直後(0〜6時間)の対応
家出が発覚してから最初の数時間は、本人の行動範囲が比較的限られている時間帯です。
まずは、本人の安否確認と状況把握を最優先に行いましょう。
そのために最初に確認すべきなのが「本人の部屋」です。
財布・スマホの充電器・着替え・保険証などが持ち出されていないかをチェックします。
同時に、本人のSNSに不穏な投稿がないか確認することも大切です。
発覚直後(0〜6時間)にすべきこと
- 本人との連絡
- 行きそうな場所の確認
- SNSのチェック
6〜24時間以内の対応
家出から6時間以上が経過しても本人と連絡が取れない場合は、警察への「行方不明者届」の提出を検討してください。
本人の行動範囲がさらに広がっている可能性が高く、保護者だけでの対応には限界が出てくるからです。
届出の際には、本人の直近の写真や当日の服装、よく立ち寄る場所のリストを用意しておくと、手続きがスムーズに進みます。
冷静さを保ちつつ、第三者の力を借りることも視野に入れて行動しましょう。
6〜24時間以内にすべきこと
- 友人・学校への聞き取り
- 専門窓口への相談
- 警察への相談・行方不明者届の検討
24時間以上経過した場合の対応
家出から24時間以上が経過すると、本人の行動範囲は大きく広がり、状況の把握はさらに難しくなります。
事件や事故、あるいは悪質な大人による連れ去りのリスクも無視できません。
この段階では、個人での捜索や情報収集には限界があるため、専門的な対応が必要になります。
すでに警察へ行方不明者届を提出している場合は、情報共有を続けながら捜索状況を確認しましょう。
まだ届け出ていない場合は、速やかに警察へ相談し、行方不明者届を提出すべきです。
あわせて、探偵や興信所などの専門機関に調査を依頼することも選択肢に入れましょう。
状況に応じて複数の手段を組み合わせ、本人の安全確保を最優先に行動してください。
高校生でも「18歳未満」と「18歳以上」で警察の対応は異なる

高校生が家出して帰ってこない場合、18歳未満か18歳以上かによって、警察の捜索姿勢や保護の可否が変わります。
2022年4月の成人年齢引き下げにより、18歳の高校生は法律上「成人」として扱われるようになったからです。
ここでは、年齢によって異なる家出人の扱いについて、それぞれ解説します。
18歳未満の高校生は警察の「保護対象」
18歳未満の高校生は、警察にとって保護が必要な対象です。
法律上は「未成年」であるため、家出した理由が明確であっても、生命や身体の安全が最優先されます。
そのため、警察に行方不明者届が受理されると、所在確認だけでなく保護措置が取られます。
このように、18歳未満の高校生の場合は、本人の意思よりも安全確保が優先されます。
警察による保護措置とは……
警察が一時的に身柄を保護し、必要に応じて保護者や児童相談所へ引き渡す対応を指します。
本人の意思よりも、安全確保が優先される点が特徴です。
18歳以上の高校生は捜索は行うが「保護は本人の意思次第」
18歳以上の高校生は、在学中であっても法律上「成人」として扱われます。
そのため、家出した場合でも、原則として本人の意思が尊重されます。
警察による捜索や所在確認は行われますが、強制的な保護や帰宅措置は原則として行われません。
たとえば、警察が本人の所在を確認できたとしても「帰る意思がない」と本人が主張した場合、無理に連れ戻すことはできません。
このように、18歳以上の高校生の場合は、保護されるかどうかは本人の意思次第と言えます。
家出した高校生を探すために探偵ができること

警察への相談や周囲への聞き取りを行っても手がかりが得られない場合、調査を探偵に依頼することも検討すると良いでしょう。
警察が「事件性なし(一般家出人)」と判断し、積極的な捜索を行わないケースでも、探偵であれば依頼を受けてすぐに調査を開始できます。
ここでは、家出した高校生を探すうえで、探偵がどのような対応を行えるのか、詳しく解説します。
聞き込み調査
聞き込み調査は、探偵が行う人探しの方法の一つです。
本人の交友関係や立ち寄りそうな場所について、第三者から情報を集めることで行動の手がかりを探ります。
たとえば、友人や知人、よく利用していた店舗の関係者などに対して、目撃情報や行動範囲を聞き込みます。
こうした調査により、家出の理由や現在の居場所が特定できるケースも少なくありません。
張り込み・尾行調査
張り込み・尾行調査は、本人の行動実態を把握するための調査方法です。
立ち寄り先や接触している人物を確認することで、現在の生活状況や居場所の特定につなげられます。
たとえば、立ち寄りそうなエリアで張り込みを行い、本人や関係者の動きを確認したのちに、尾行調査を開始します。
これにより、第三者との接触状況や滞在場所が明らかになるケースも少なくありません。
インターネット調査
インターネット調査は、SNSや掲示板・ブログといったオンライン上の活動を確認する調査方法です。
家出した高校生と連絡がとれない場合でも、インターネット上では何らかの情報を発信していることがあります。
とくに高校生は、スマホやインターネットを日常的に利用する世代です。
投稿内容やコメント、利用時間帯などから、居場所や心理状態の手がかりが得られる場合もあります。
探偵は、専門のツールや分析手法を用いて情報を収集し、本人につながる手がかりを探します。
子どもが帰ってこないことで発生するリスク

子どもが家出したまま帰ってこない状況には、さまざまなリスクがあります。
時間が経つにつれて行動範囲が広がり、保護者の目が届かない時間も長くなるからです。
ここでは、家出した子どもが帰ってこないときに想定されるリスクを解説しています。
犯罪に巻き込まれてしまう
家出した高校生は、犯罪に巻き込まれてしまう可能性が高くなります。
保護された環境(家庭)を離れることで、危険から身を守る手段が一気に減ってしまうためです。
とくに、金銭的に困っている状況や、頼れる大人がいない状態は、犯罪者に狙われやすくなります。
実際に、家出中の高校生が詐欺や窃盗、性的被害などに巻き込まれるケースは少なくありません。
このように、家出中の高校生は犯罪被害に遭うリスクが高いため、すぐに所在を把握し、安全な環境へ戻すことが大切です。
悪質な大人・闇バイトに利用される
家出中の高校生は、悪質な大人や闇バイトに利用されるリスクも高まります。
なぜなら、生活費や寝泊まりの場所に困っている状態が、悪人に付け込まれやすいからです。
たとえば「簡単に稼げる」「寝る場所を用意する」といった言葉に誘われ、実際には違法行為や危険な仕事を強要されるケースがあります。
また、一度関わってしまうと、脅迫や金銭トラブルに発展し、自分の意思では抜け出せなくなることも少なくありません。
このような被害を防ぐためにも、家出を長引かせず、早い段階で大人や専門機関が介入することが大切です。
家出が長期化し社会復帰が難しくなる
家出が長期化すると、学校や家庭とのつながりが薄れ、元の生活に戻ることが難しくなります。
生活リズムの乱れや孤立感が強まることから「今さら戻れない」という心理状態に陥るケースも少なくありません。
学校を休んでいた場合は、退学や留年の可能性が高まります。
その結果、進学や就職といった将来の選択肢が大きく狭まってしまうこともあります。
このような事態を防ぐためにも、本人が安心して社会復帰できる環境を整えることが大切です。
精神的な孤立により「最悪の事態」を招くおそれがある
家出によって孤立した状態が続くと、強い不安や孤独感を抱えやすくなります。
「誰にも頼れない」「帰る場所がない」と感じることで、精神的に追い込まれてしまうケースも少なくありません。
とくに、家庭や学校での問題を抱えたまま家出している場合、絶望感から生死に関わる危うい行動に出てしまうリスクもあります。
こうした事態を防ぐためにも、警察や専門機関、第三者の支援を活用することが大切です。
高校生の家出を繰り返させないためにできること

高校生の家出は、無事に見つかったとしても、それで問題が解決したとは言えません。
家出の背景にある悩みや不安に向き合わなければ、再び家出を繰り返してしまうおそれがあります。
大切なのは、叱責や管理を強めることではなく「ここなら安心して過ごせる」と感じられる環境を整えることです。
ここでは、高校生の家出を繰り返させないために、保護者が意識しておきたいポイントを紹介します。
帰宅直後に問い詰めない
家出から戻ってきた直後の高校生は、心身ともに強い緊張状態にあります。
このタイミングで理由を細かく問い詰めたり、責めるような言葉をかけたりすると、家出を繰り返す原因になりかねません。
まずは「無事でよかった」という思いだけを伝え、食事や睡眠、体調の確認を最優先にしましょう。
落ち着いた状態になってから話を聞くことで、本音を打ち明けてもらえる可能性が高まります。
このように、帰宅直後はまず本人が落ち着ける環境を整えることが、家出の再発防止につながります。
「なぜ家出したか」より「何がつらかったか」を聞く
家出から戻った高校生に対して「なぜ家出したのか」と問いただすことは控えるべきです。
なぜなら、責められていると感じさせてしまい、本音を引き出すことが難しくなるからです。
その代わりに「何が嫌だったのか」「どうしてほしかったのか」と、本人の感情を主題にして話を聞くことが大切です。
こうすることで、本人が安心して本音を話しやすくなり、家出の根本的な原因に向き合いやすくなります。
家庭だけで抱え込まず第三者(学校・専門家)を活用する
家庭だけでは解決が難しい問題が原因で、家出に至ることもあります。
そのため、保護者だけで抱え込まず、学校の先生や児童相談所、カウンセラーなどの専門家を活用することが大切です。
第三者の支援を取り入れることで、本人が安心して話せる環境を作りやすくなります。
その結果、家出の根本にある原因を見極め、再発防止につなげることができます。
このように、家出を繰り返させないためには、家庭だけで抱え込まず、早めに外部の力を借りることが大切です。
よくある質問

Q.探偵に依頼するタイミングは、いつ頃が望ましいですか?
A.家出した高校生が短時間で帰宅しない場合や、連絡が取れない状況が続くときが依頼の目安です。
とくに、24時間以上経過しても行方が分からない場合は、警察だけでなく専門家の力を借りることで早期発見につながる可能性があります。
Q.警察と探偵、同時に依頼しても良いですか?
A.はい、同時に依頼しても問題ありません。
警察は事件性の有無や緊急性に応じて捜索を行いますが、事件性が低いと判断される「一般家出人」の場合は大規模捜索が行われません。
探偵に依頼することで、警察と並行して情報収集や居場所の特定が可能になり、早期発見の可能性が高まります。
Q.家出したことを学校に報告するべきですか?
A.状況に応じて報告することをおすすめします。
担任やスクールカウンセラーに相談することで、学校内での欠席状況や行動の変化を把握できるためです。
Q.帰宅後に再び家出させないための具体的なルール作りは可能ですか?
A.はい、可能です。
ただし、厳しいルールで縛るのではなく、本人が安心して過ごせる環境を作れるよう決めるとよいでしょう。
たとえば「夜の外出は連絡する」「困ったときは必ず相談する」といった、本人も納得できるルールを設定すると効果的です。
Q.家出している間の「宿泊費」や「生活費」はどうしているのでしょうか?
A.家出した高校生は、所持金が限られていることがほとんどです。
そのため、短期間であれば友人宅や祖父母宅、ネットカフェなど比較的お金がかからない場所に滞在することが多いです。
なお、最近ではSNSで知り合った見知らぬ大人の家に身を寄せているケースも見受けられます。
「お金を持っていないからすぐ帰るだろう」と楽観視せず、家出が発覚したらすぐに対応することが大切です。
家出した高校生が帰ってこないときは一人で悩まず相談を

高校生の家出は、学校や家庭での悩み、人間関係のストレスなど、さまざまな原因が考えられます。
滞在先は友人宅や祖父母宅、ネットカフェなどが多いですが、環境によっては犯罪に巻き込まれるリスクもあります。
子どもの家出が発覚した場合は、本人への連絡や周囲への聞き取り、専門窓口や警察への相談など、複数の手段を組み合わせて捜索するとよいでしょう。
それでも手がかりが得られない場合は、探偵への調査依頼も検討してください。
警察が積極的な捜索を行えない場合でも、探偵なら迅速に調査を開始できます
「家出した高校生を早く見つけたい」「自分だけでは捜索が難しい」「再発を防ぐためにどう対応すべきか悩んでいる」と感じた場合は、すぐにご相談ください。
当事務所では、24時間365日、無料相談を受け付けています。